心理学

私のバイブル

人間と象徴

学生の頃、図書館でたまたま手にとってから、私のバイブルになった本。

『人間と象徴』(カール・G・ユング著 上下巻. 河出書房新社)

私は小さい頃から、良く夢を見る質でした。自分のイマジネーションだけでは、その夢の説明がつかないことを認識してからは、夢を注意深く捉えるようになりました。夢の中で示されたメッセージが、少し先の未来を拓く鍵になった事は、幾度もあります。

この本と出合った時、それまでの私の数々の夢の象徴の意味の認識が変わりました。

それまで誰にも話したことのなかった個人的な感覚の世界を、心理学、民族学の視点を切り口にガイドのように説明してくれた、ありがたい本と言えます。

時折この本に目を通すと、夢の中のメッセージを、現実の中で意味のあるものとして顕在化させる感覚を高めてくれるように感じます。


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投影されたイジワルな自分

投影

「A子は時々ちょっとイジワルなこと言うんだけど
 なんだかA子だと許せちゃうんだよね。」

これは、学生の頃、私が言ったことですが
それを聞いたB君は

「それって、自分のイジワルを許してるって
 ことだよね。」

と切り返してきました。

単純にA子の事を良くわかってると言いたかった私は
あまりの言われっぷりにびっくりしましたが
良く考えてみれば、なるほどね と。

私の言ったことは、心理学で言う「投影」という
状態だと彼は捉えたのでしょう。

「投影」とは、他人やモノに対して感じたことに
自分の気持ちや思考パターンが映し出された
状態のことを言います。

他人やモノに何を感じたかで
自分の心の状態を知ることが出来ると認識するなら
いつもは意識していない「本当の自分」を見出せる
かもしれません。

ところで、「ちょっとイジワルな私」を私に
気付かせたB君は、当時なかなかのイジワルだったな
と想い出しました。




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